●辛島文雄
ベーゼンドルファーを弾くVol.11: ソリティア至極のピアニズム 辛島文雄(金沢21世紀美術館シアター21)
ベーゼンドルファーを弾くVol.11: ソリティア至極のピアニズム 辛島文雄(金沢21世紀美術館シアター21)
パリ─ニューヨーク 20世紀絵画の流れ フランシス・リーマン・ロブ・アート・センター所蔵品展(山形美術館)
出張で山形に行ったついでに,美術館に立ち寄る.上記の企画展が行われていた.19世紀からポップアートに至るまで86点の作品によって構成されており,アメリカの美術の展開がよく理解できる,教科書のような展覧会であった.ついでに,常設展示されていた吉野石膏コレクションというのも観る.印象派の作品が数多く展示されていた.
金沢21世紀美術館にてサイトウ・マコト展:SCENE[0]を観る.この展覧会にあわせて行われたサイトウ・マコト「ゼロ地点」オープニング連続対談,浅田彰×サイトウ・マコトのトークを聞く.
展覧会場の1室で,作品のなかに囲まれた形で行われた.天井が高く,音が響いて,やや話が聞き取りにくい.対談自体は無料だったので,整理券が配布される10時に並んだが,集まった人はそれほど多くはなかった50名程度だろうか.おもに,サイトウ・マコトの転回の意味について,トークがなされた.
金沢21世紀美術館で開催された上野耕路のコンサートに行ってきました.上野さんのピアノに,フルート,トランペット,バリトンサックス,ソプラノといった形式で,ダンスがあったり,映像に合わせて演奏したりするものでした.おどろおどろしいものを期待していたのですが,どちらかといえばかなりにぎやかな音楽でした.
しかし,演奏のあいまの上野さんのトークで,そんな音楽の印象がきわめて薄いものになってしまいました.それほどトークが強烈でした.もちろん,しゃべることを商売にしている人ではないけど,人前でこれだけたどたどしくしゃべる人もまた珍しいのではないかと思いました.やはりどこか変わった,強い印象を残す,興味深い人でした.
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Terry Riley: パシフィック・クロッシング2005 「その魔法の響きに触れる」(金沢21世紀美術館 シアター21)
金沢21世紀美術館でテリー・ライリーの演奏会がありました.ライリーは,アメリカ音楽の生ける伝説のような人なので,その人の演奏を金沢でみることができるとは思ってもみませんでした.ミニマル・ミュージックのなかでは,スティーヴ・ライヒがとても好きで,ライリーはそれほどでもなかったのですが,生の演奏で聴いてみると,予想以上に素晴らしかったです.最前列で見ていたのですが,ライリーはピアノをがんがん演奏していました.おまけに歌まで披露してくれました.ギターのデイヴィッド・タネンバウムとの演奏ではジャズっぽいところもあり,いかにも楽しそうに演奏しているところが印象的でした.ライリーは,ヒッピー風の名残がありましたが,大柄なやさしそうなおじいさんでした.
青山真治・阿部和重・中原昌也のトークバトル: コミシネ!(金沢21世紀美術館 シアター21)
金沢21世紀美術館シアター21にて,金沢コミュニティ映画祭の一環で行われた,青山真治,阿部和重,中原昌也によるトークバトルを観てきました.席が空いていたので最前列に陣取ったのですが,3人の方々の緊張している様子が感じ取れました.この組み合わせでの鼎談は何度もされているので慣れてはいるのでしょうが,なんといっても人前で,しかももともと話をすることを商売にしている人たちでもないし,なかなか苦労しているさまがみてとれました.
1人での講演や2人での対談なら,まだ話の流れについてコントロールできるのでしょうが,3人ともなると,話がどこにいくのやら,どんな話が受けるやらで,かなり迷走している感じでした.そのせいでしょうか,青山さんはかなりお酒をあおっておられました.というわけで,話としてはとりとめのないもので,内容さえよく覚えていないのですが,パフォーマンスとしてそれなりに面白いものではありました.
金沢コミュニティシネマの上映会,「映画の極意」のvol.3としてフレデリック・ワイズマンの特集上映が行われました.6月25・26日の2日間にわたって,金沢21世紀美術館のシアター21にて,6本の作品が上映されました.あわせて,蓮實重彦さんの講演もありました.6本すべてみたのですが,圧倒されました.上映時間は計15時間ほどでしょうから,なかなか大変ではあったのですが,それでも思っていたほど疲れもなかったし,比較的集中してみることができました.もちろん,面白かったからでしょうけど.記憶に残るだろう,すばらしい上映会でした.