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2006年11月20日

●2007年コム・デ・ギャルソンの春夏パリ・コレクション

2007年春夏のパリコレで,川久保玲さんは日の丸をモチーフにした作品を発表したそうだ.ものをみていないからなんともいえないが,日本のナショナリズムが云々されるこの時期に,日の丸を取り上げて,ヨーロッパの地において発表するのは,ファッション・デザイナーとして実に鋭いと思う.

2006年11月17日

●キシリトールの虫歯予防効果

妊娠中の母親がキシリトールの摂取を心がければ,その生まれた子どもに対して効果を持ち,虫歯になりにくくなるそうだ.実にわかりやすくて,役に立ちそうな研究だ.歯はとても大事なので,いいかげん虫歯を根絶できるような予防・治療を開発してほしいものだ.

2006年11月16日

●ジル・ドゥルーズ: シネマ2

ドゥルーズの『シネマ』の翻訳がようやく出版される.2のほうが先に出版されるが,1はいつになるのだろうか.訳者も違う人のようであるし.ともあれ,日本語で読めるようになったことは喜ばしい.

シネマ (2)シネマ (2)
ジル・ドゥルーズ

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2006年11月15日

●溝口健二 大映作品集Vol.1 1951-1954

溝口健二のDVD-BOX第1弾が発売され,amazonから送られてきた.収録作品は,『お遊さま』,『雨月物語』,『祇園囃子』,『山椒大夫』,『噂の女』の5作品である.溝口がヴェネチア国際映画祭で賞を連続して受賞していたころの作品が含まれている.その充実ぶりは,さすがというほかない.

溝口健二 大映作品集Vol.1 1951-1954溝口健二 大映作品集Vol.1 1951-1954
溝口健二 田中絹代 乙羽信子

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2006年11月13日

●2006年青少年の性行動に関する調査

日本性教育協会による青少年の性行動に関する調査によると,女子大生(専門学校生も含む)の性交経験率は62%で,男子とほぼ並んでいるそうだ.女子大生ということは,大学に通わない同世代の女子が含まれていない.74年の調査では女子の経験率は11%に過ぎなかったそうだ.それと比較すると,性行動が急速に開放的になったといえるのだろう.それにしても,4割の女子大生は未経験ということになる.この数字は高いのだろうか低いのだろうか.また,性交経験率はさらに上昇するだろうか.おそらくこの数字はこれ以上は伸びないのではないだろうか.なぜならば,男性と付き合うことに恵まれない女性も一定程度のこるだろうから.だが,そうすると,未経験であることは男性にもていないことの証拠となってしまう.近年では,童貞であることよりも,処女であることへのプレッシャーのほうが強いように感じるが,この傾向はおそらくますます強まるだろう.

2006年11月12日

●黒沢清: LOFT

黒沢清: LOFT金沢コミュニティ映画祭

金沢21世紀美術館シアター21で行われた金沢コミュニティ映画祭で,黒沢監督のLOFTを観た.新作を書くことに行き詰った女流作家である中谷美紀が,編集長の西島秀俊に紹介された森のなかの家にこもって執筆を続ける.その隣の建物でミイラを保管する大学教授豊川悦司をみかけるところから物語は始まり,展開していく.

ミイラあり,幽霊ありといったホラー映画だが,単なるホラー映画を越えることを意図して,中谷美紀と豊川悦司のラブロマンスを盛り込んだようだ.いろいろな要素が詰め込まれていて全体としてわかりにくいのかもしれないが,一つひとつのシーンがとてもよく考えられて作られているように思う.非常にうまいと思った.ただ,幽霊になる役の安達祐実は子役のイメージが強くて,どうしても大人の女性に見えず,熱演しているのかもしれないが,違和感があった.どうして安達祐実を起用したのだろう.

2006年11月02日

●Nick Crossley: Reflexive Embodiment in Contemporary Society

本書では,再帰的身体化の概念が探究されている.つまり,現代社会において,人々はいかに自らの身体を作り上げているのか,ということをテーマにしている.タトゥーやボディ・ビルディングなど.身体の形成に関わる仕事が分析されている.

よく考えてみれば,確かに身体を作り上げるための産業は巨大なものになってきている.自分も,一方でダイエットなど馬鹿らしいと思いつつも,他方で気にせずにはいられない.身体を装飾するというようなことは大昔の人々もしていたけれども.その現代的特徴とは何なのだろうか.その辺のことも論じられていて,なかなか興味深い本だと思う.

Reflexive Embodiment in Contemporary SocietyReflexive Embodiment in Contemporary Society
Nick Crossley

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2006年11月01日

●阿部潔・成実弘至: 空間管理社会

近年,監視が話題になっている.私たちの気づかないところで,私たちの行動はさまざまなかたちで監視されている.ニュースなどによると,イギリスなどは,かなり徹底して監視を進めているようだ.もちろん,自分の行動が監視され,管理されているなど,あまり気持のよいものではない.他方で,犯罪などを未然に防ぎ,安全を手にするためには,そうした空間の管理もやむを得ないと考える人もいるだろう.

個人的には自由のほうがより大切だと考えているが,果たして,どちらが優先されるべきなのだろうか.また,多くの人々はどちらをより望んでいるのだろうか.本書では,私たちの生活する空間について,そのような観点からの考察がなされている.

空間管理社会―監視と自由のパラドックス空間管理社会―監視と自由のパラドックス
阿部 潔 成実 弘至

新曜社 2006-09
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