●結婚と出産に関する全国調査
2005年6月に行われた第13回出生動向基本調査 結婚と出産に関する全国調査 独身者調査の結果が発表されました.未婚者のほぼ9割がいずれ結婚することを望んでおり,これは過去の調査に比して若干の増加傾向にあることが示されています.また,男女交際は低調な傾向にあるとされ,未婚女性の約4割が交際相手がいないそうです(男性は5割超).実感としては,20代後半くらいの女性など,ほとんど交際相手がいるように思いますが,そうでもないのでしょうか.
未婚である理由としては,「適当な相手にめぐり合わない」がもっとも選ばれており,ついで「自由や気楽さを失いたくない」,「必要性を感じない」が多く選ばれています.実際のところ,「結婚しない」のか,「結婚できないのか」,よくわかりませんが,「適当な相手」など果たしているものかどうか.あるいは,適当な相手との出会いなど簡単にあるのかどうか.
さらに,この調査では,性経験についても尋ねています.経験者は未婚男性で58%,女性で52%となっています.25歳から29歳の層をとってみても,男女とも25%程度の人が未経験と回答しています.もちろん,この層になると結婚している人も多いでしょうが,それにしても25歳以上の未婚男女の4人に1人が童貞ないし処女ということになります.これは,私たちがふつうに考えている以上に多いように思います.実際には,なかなか性を経験することに恵まれない男女も多いということでしょうか.
経済的な格差拡大の傾向が言われたりしていますが,男女交際においても,一方で積極的に交際をする人と,他方でそういうことにほとんど無縁な人と,格差があるように思います.いずれにしても,結婚観に関して劇的な変化はみられておらず,したがって,未婚・晩婚化の傾向は引き続き維持されるのではないでしょうか.



