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2006年10月16日

●橘木俊詔: 格差社会

このところ,格差社会に関する著作が続々と出版されており,チェックしきれないほどだ.本書は,比較的早くから日本社会における不平等の拡大傾向について主張していた著名な経済学者によるものである.不平等の拡大に関しては,執拗な反論もあるが,著者はさまざまな統計データを用いて,あらためて日本社会の現状を丹念に検証している.格差は拡大しているという結論は,結局のところ変わらないが,それに対する処方箋も示されている.

格差社会―何が問題なのか格差社会―何が問題なのか
橘木 俊詔

岩波書店 2006-09
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第1章 格差の現状を検証する(所得から見る格差の現状日本の不平等を国際比較する ほか)
第2章 「平等神話」崩壊の要因を探る(長期不況と失業の増大雇用に広がる格差 ほか)
第3章 格差が進行する中で―いま何が起きているのか(新しい貧困層の様相低所得労働者が意味するもの ほか)
第4章 格差社会のゆくえを考える(格差拡大を容認しても大丈夫なのか貧困者の増大がもたらす矛盾 ほか)
第5章 格差社会への処方箋―「非福祉国家」からの脱却(競争と公平の両立雇用格差を是正する ほか)

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