●生まれ変わっても女性に
生まれ変わっても女性であることを望む女性は,東アジア5カ国の中で日本が最も多いそうです.日本では家事分担の不公平さがきわめて高いなど,男女のあいだに格差があるにもかかわらず,なぜこのような結果になるのでしょうか.記事が指摘するように,いずれも儒教の影響のある国で,男尊女卑的傾向が影響した可能性はあるでしょう.しかし,それだけではない気がします.たぶん,女性からしたら,日本の男性が幸せに見えないのでしょうね.日本の男性は幸福なのでしょうか.なぜか,あまりそう思えないのですが・・・.
「生まれ変わってもまた女性に」日本、東アジアで最高
「生まれ変わっても、また女性に」という女性の割合は、日本では約7割で最も高い――。「人生をやり直せるとしたら、男と女のどちらに生まれていた方がよかったか」との質問を、日本、中国、韓国、台湾、香港の男女にしたところ、そんな結果が出た。総合地球環境学研究所(京都市)の鄭躍軍(ジェン・ユエジュン)助教授(社会調査)が7月にスウェーデンである国際学会で発表する。
統計数理研究所(東京)とともに02年から03年にかけて、5カ国・地域で実施した価値観の比較調査(回答数7629人)で尋ねた。
女性で「女に」が「男に」を上回ったのは日本、香港、韓国で、その割合は日本が最も高かった。中国、台湾は「女に」と「男に」がほぼ同じ。
男性では「男に」がいずれも多数を占めた。日本、香港、韓国は約9割と高く、中国と台湾は3分の2前後だった。
統計数理研究所が53年から5年ごとに実施している日本人の国民性調査によると、「女に」という女性は63年までは少数派だったが68年に逆転。以後は年々増えている。
鄭さんは「儒教思想の影響もあって男性優位の傾向が強い東アジアのなかで、日本がいち早く近代化したことの反映ではないか」と説明する。
《永瀬伸子・お茶の水女子大助教授(労働経済学)の話》
日本では、男性に比べて稼ぎが少なく家庭中心の生活でも、生活水準の向上などでそれなりの自由と豊かさが保障されると感じる女性が増えたことを示しているのではないか。