●フレデリック・ワイズマン: 少年裁判所
罪を犯した少年の裁判の過程をおった作品.一見すると,少年が周りの人々によってモノのように扱われるようで,冷酷な印象を受ける.しかし,医者などもそうなのでしょうが,人間を対象として取り扱う専門家は,いちいちその対象に感情移入などしていられないし,すべきでもないのでしょう.法というものの冷徹さ,あるいは裁判というものが根本的に孕む人間の非人間的取り扱いも感じます.裁判の過程における事実が淡々と描写されており,裁判がどのようなものであるのかをよく理解することができます.