●フレデリック・ワイズマン: 福祉
ニューヨーク市の福祉局での出来事を描写した作品です.住宅や失業などの問題を抱えて援助を求める人々と福祉局のお役人のやり取りをまざまざと見ることができます.こんなシーンはよいのだろうか,つまり撮影されている人々には抵抗がないのだろうか,と驚きを感じるとともにいぶかっていたのですが,すべて問題が生じないように了解を得ているそうです.
お役人はお役人で非常に官僚的な対応をする人もいるし,受益者は自分の要求をただひたすら言い募るだけの「福祉依存者」にみえたりします.福祉の現場では,日々このようなやり取りがなされているのでしょう.