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2005年05月10日

●同性愛の決定要因

だいぶ以前にも同じような話を聞いたことがあります.確かCNNで報道されていたのだった.同性愛への傾向は,やはり本当に脳の機能によって決定されているのでしょうか.同性愛が生物学的に決定されているとしたら,そしてそのことが明らかになったとしたら,同性愛は決して異常なものではないと認められることになるでしょうか.とても興味深いです.

同性愛、脳の機能が決定?=視床下部の反応調査で??スウェーデン研究者  【ワシントン10日時事】同性愛など人間の性的な傾向は、自律神経をつかさどる脳の機能に規定されている可能性があることをカロリンスカ大学(スウェーデン)の研究者らが突き止め、成果が9日付の全米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載された。

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コメント

 学部生時代にゼミのテーマがゲイ・カルチャーだったのですが、その時にある学生が「人間は受精時にはすべて女性で、その後の発達段階で性別が決定し、その過程の中で同性愛者が生まれる」みたいなことを言っていたような記憶があります。また、その学生は、「もともと(受精時)は女性の脳で、(いわゆる)健全な状態であれば男性を好きになり、胎内での成長過程で性別が男性に変化する時に、何らかの影響で身体的には男性として形成されるが、脳は女性のままで成長し、ゲイになる。その証拠に、統計上では男性の同性愛者に比べて、女性の同性愛者が少ない…」みたいなことを言っていました。自論なのか、どこかから引っ張ってきた知識なのかわかりませんが、当時の私は、妙に納得してしまいました。
 この話がホントであるかはわかりませんが、同性愛の問題は興味深い問題だと思います。サンフランシスコでは、同性愛者多い居住区があったり、同性同士の結婚が認められていたり、市職員などの公的な職に就いている人でも、ゲイであることをカミングアウトしていたりするそうです。また、彼(彼女)らは、自分たちの権利を獲得するために、政治参加意欲が強いので、投票率が高く、市長選などの選挙のときに、同性愛者の支持を受けることがかなり重要である、という話を聞いたこともありますし、同性愛者の権利を主張するための大規模なフェスティバルが毎年行なわれていて、世界中から同性愛者が参加し、数十万人規模の観客がサンフランシスコを訪れ、経済効果もすごいらしいです。
 ほかにも、ニューギニアの部族ではある年齢に達すると、男性だけで生活し、その中で強い戦士になるために、男性同士で性的な行為を行なう通過儀礼がありますし…。
 それに比べて日本での同性愛者に対する眼差しはいったいどうなんでしょうか…。
 長々と書いてしまって申し訳ありません…。たまたまホームページを拝見させていただいていたら、同性愛のことについて書いてあったので、学部生時代に「僕は男の子が好きなんだ〜」とカミングアウトしていた先輩がいたな〜、なんて懐かしく思っていろいろ書いてしまいました。

どうもコメントありがとうございます.
非常に興味深いお話で,たいへん勉強になりました.
ある人がなど同性愛者になるのか,まだ十分解明されてはいませんが,
いずれにしても同性愛は決して異常なものではないのでしょう.
いつになればそのことが社会的に認知されるようになるのか.
同性愛に対する嫌悪もなかなか根強いですから,当分先のことになるのでしょうか.

ところで,非常にお詳しいですが,nomadさんは社会学を学ばれていたのでしょうか.
ゼミのテーマがゲイ・カルチャーだったなんて,すごいですね.

 社会学だなんてそんな専門的に勉強していたわけではないのですが、学部時代に所属していたゼミが最初は教育問題だったのですが、4年生になったとたんに研究テーマが同性愛について、に変わってしまい、半ば強制的にそのテーマについても勉強せざるをえない状況になってしまいました…(苦笑)。テーマ変更後も私は当時流行っていた(?)少年犯罪について卒論を書いていたので、他のゼミ生の発表を聴いていた程度の知識しかありません。
 その後、大学院では監視社会について研究していて、実はその修論の資料収集をしている最中に先生が監視社会論やA・ギデンズについて関心があるということを知り、その後もちょくちょくHPを拝見させていただいたり、論文を読ませていただいたりしていました。
 そんなこんなで同性愛の問題については何冊か本を読んだ程度の事しか知らないんです…。ただ私はいま札幌に住んでいて、札幌で毎年同性愛者の権利を求めるレインボーマーチというパレードが行なわれていたり、身近に同性愛者がいたりして、同性愛の問題について触れる機会が多く、その度にいろいろなことを考えさせられます。
 また長々と書いてしまいました。すいません…。

そうだったのですか.HP見ていただき,ありがとうございます.

監視社会論に関してはお恥ずかしい限りです.かなり以前から研究はしていたのですが,いまだに何の成果も出せていません.

「監視社会」は最近かなり注目されるようになってきましたね.いろいろな人が言及するようになりました.いまは研究成果を出す時期としては,非常によいですね.こういうものも,タイミングがありますし.

修論はすでに書かれたのでしょうか.それとも,現在作成中ですか.もし監視社会論について何か書かれたのでしたら,ぜひ読ませてください.ぼくも,研究をやめたわけではなくて,いまだに細々と続けておりますので.

 読んでいただけるのであれば私としても非常にありがたいです。論文を書いてはみたものの、人に読んでもらったり、批判してもらっていないので、アドバイスや、資料の紹介などしてもらえればうれしいです。送るとしたら大学宛に送ればよいのでしょうか?
 僕も『シガテラ』読んでます。普通なようで、普通じゃないような、喉の奥に何か引っかかるような不安というか、不気味さというか、不快感というか、何ともいえない感じがたまりません。古谷実は前作の『ヒミズ』がかなりマニアな感じでしたけど、『シガテラ』は『ヒミズ』的な世界観を受け継ぎつつも、まだ軽い感じがするので読みやすくて面白いと思います。

ご論文,送りいただければ,喜んで読ませていただきます.
住所はホームページで確認いただけるとおりです.
ぜひお願いします.
「監視社会」論でしたら,資料だけはそれなりに集めていますので,
こちらがご紹介できるものもあるかもしれません.

『シガテラ』は軽さと不気味さが絶妙なバランスですね.
でも『ヒミズ』も相当な傑作でした.
古谷実という人はかなりの人だと思います.

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