●10代の妊娠中絶
10代の妊娠中絶が前年度に比べると微減とはいえ,相変わらず10年前の約2倍の水準だそうです.19歳女性の50人に1人は人工妊娠中絶の経験者だということです.アメリカでは,大統領選においても,中絶の問題は大きな争点になっており,キリスト教原理主義者は強固に中絶に反対しています.日本ではどうして中絶に対して比較的寛容なのか.これだけ妊娠中絶が多いことは決して望ましいことではないように思います.しかし,産めもしないのに,なんでそんなに妊娠してしまうのでしょうか.ちゃんと避妊すればよいのに,あきれるばかりだ.
これまで20−40代は5歳刻み、それ以下は「20歳未満」と一括集計してきたが、急増する10代の中絶実態をつかむため初めて15−19歳を年齢別に調査した。
15年度の20歳未満の中絶は計4万475件。年齢別では19歳が約1万4600件と最も多く、18歳約1万1100件、17歳約7900件と続き、15歳未満も483件あった。
年齢人口1000人当たりの中絶実施率で見ると、19歳はほぼ50人に1人に当たる19・9で、20代以降で最も高い20−24歳の20・2に匹敵する高率。18歳も15・7で、25−29歳(14・8)や30−34歳(13・3)を上回り、20歳前後に中絶のピークがあった。
10代全体で見た中絶実施率は5年の6・6から13年の13・0まで急増。その後わずかに減少し、15年度は11・9だった。
15年度の全年代を通した総件数は、前年度より約9500件減の31万9831件。
■人工妊娠中絶 妊娠21週までに人工的な方法で流産させてしまうこと。日本では「母体保護法」により、中絶を受けるための条件が決められている。1妊娠の継続や出産が身体的、経済的な理由で母体の健康を損なう恐れがある場合2暴行や脅迫によって妊娠した場合−の2つ。妊娠22週以降は「胎児は母体外で生命を保持することができる」とみなされ、中絶はできない。