●井上章一: 美人論
井上章一, 1995, 美人論, 朝日新聞社.
美人というものが,社会においてどのように捉えられ,扱われてきたのかを,明治以降の資料に基づいて明らかにしたものです.
著者同様,ぼくもやはり面食いです.美人にこだわってしまいます.そして,そのことを情けなく思ったりもします.別に,たかが顔とかみかけのことにすぎないんですけどね.それに,自分のことを言われれば,自分だってたいしたものではないのですから,余計にこだわるべきでないような気もするのですが.美人にこだわることを何とか克服したいのですが,容易に逃れられないように思います.
目次
1 受難の美人
2 美貌と悪徳
3 自由恋愛の誕生
4 容貌における民主主義
5 資本と美貌
6 管理される審美眼
7 拡散する美貌観
8 努力する美人たち
9 禁忌と沈黙
10 美「人」論の近未来
あとがき
文庫版あとがき
巻末エッセー 上野千鶴子
